メニュー

M&A用語集

WORDS

オーガニックグロースとは

オーガニックグロースは英語でOrganic Growthと表記します。
企業が内部に蓄積された資源を活用して事業や会社を自律的に成長させることを指します。
外部から資源を取り入れることで企業を成長させるアプローチであるM&Aグロースと対になる言葉です。

オーガニックグロースの解説

企業が既に持っている資源を活用して既存のサービスや商品を成長させ、収益を拡大する手法を指します。
日本の企業は長年オーガニックグロースを主流戦略として据えていました。
ところが、国内の市場が縮小するとともに、オーガニックグロースのみで成長を描くことが困難になってきました。
現代ビジネスにおいては、グローバル化が進展し、成長スピードを高めることが求められるようになった背景もあります。
ところが、M&Aグロースには莫大なコストが必要であり、様々なリスクも付随します。


例を挙げると、M&Aグロースの手法を選択したドイツの自動車産業は、アメリカ市場で苦戦しています。
必要コストがかさみ、生産性の低下に繋がったことが一つの要因であると言われています。
どちらが適しているとは一概には言えず、両方を取り入れてバランスを取ることが望ましいと言えます。

オーガニックグロースの利点と欠点

利点 : 必要なコストが少ない

M&Aの実施には多額の費用がかかります。
統合に失敗した場合に被る損失は計り知れません。
それと比較すると、コストを大幅に抑えながら企業の改善を図ることが可能です。

欠点 : 大幅な改革が難しい

M&Aでは自社が有しない技術やノウハウ、人材といった資源を確保できます。
新たな資産を活かせれば、企業を大きく成長させる効果が期待できます。
それに対し、オーガニックグロースはあくまで内部の資源を利用する手法であるため、抜本的な改善が難しいと言えます。

M&Aグロースとの違い

M&Aグロースはノンオーガニックグロースとも呼ばれます。
企業の買収や合併を通して、外部からノウハウや技術、人材といった経営資源を取り込むアプローチです。
内部の資源を活用するか、外部から取り入れるかが異なるポイントです。

要点のおさらい

  • オーガニックグロースとは、企業の内部にある資源を活用し自力で成長する手法を指します。
  • オーガニックグロースは、実施に必要なコストが少ないというメリットがありますが大幅な改善が見込めないデメリットもあります。
  • M&Aグロースとは、企業の合併や買収を通して外部から資源を取り入れる方法です。
スピードM&AでM&Aをはじめる スピードM&AでM&Aをはじめる M&A案件一覧を見る M&A案件一覧を見る